お子さまを見守れるインナーテラスのある平屋 札幌市Kさま

設計/エスエーデザインオフィス一級建築士事務所

Kさま邸の特徴

Kさま邸は、リビングダイニングから続くインナーコートが特徴の平屋です。大開口の窓によって、採光はもちろん、外で遊ぶお子さまの様子が見守れ、また子育て家族に嬉しい設備が充実しています。車2台分の屋根付きポーチが付いたモダンな外観も印象的です。

JR駅から徒歩圏内という好立地な住宅街に建つKさま邸。ゴールドベージュ色のガルバリウム鋼板をベースにカラマツ羽目板の木目がアクセントになっています。住宅街の景観への配慮から軒の高さは低く抑えました。

建築面積の4分の1近くを占める大きなポーチは、車2台が駐車できる余裕の広さ。物置もポーチに組み込まれており、雨や雪の降る日の荷物の出し入れ、車への積み込みなどに便利です。冬の降雪時には、除排雪の負担も軽減されます。

玄関は中で二手に分かれており、向かって右が家族用、左が来客用です。

家族用の玄関側には、ハンガーパイプと壁面収納棚を設けています。

室内は段差のないバリアフリー設計。扉は上吊りタイプの引き戸になっています。

木目とホワイトで統一されたナチュラルでシンプルなリビングダイニング。フローリングにはナラの無垢材を使用しています。

各部屋の窓を小さくした一方、リビングダイニングの窓は床から天井までの特大サイズに。室内の木目の雰囲気を生かして木枠の窓を採用しました。

大開口の窓の外には、インナーコートが広がります。高い塀に囲まれているので、往来の視線を気にすることなく、家族の時間を過ごせます。 リビングダイニングからの視界も良好。中で家事などをしながら、外で遊ぶお子さまの様子を見守れます。

インナーコートは、コンクリート敷きのテラスに芝生の庭を備えています。バーベキューやガーデニング、お子さまのプール遊びなど、さまざまな用途が広がります。

IHクッキングヒーターを採用したキッチン。奥はパントリーになっています。

キッチンの近くに、洗面所、洗濯脱衣室、浴室といった水回りを集約し、家事動線を短くする間取りです。

洗濯脱衣室には物干しとともに収納棚を設置できるスペースを確保。洗濯物を洗う、干す、収納するが一カ所で行えます。洗濯機置き場の上には、ガス衣類乾燥機「乾太くん」を設置しました。

洋室は2部屋を設けました。こちらは主寝室です。

ロフトは普段使わないものなどを保管しておくのに重宝します。

もう一つの洋室は子ども部屋です。

入り口を2カ所に設置しており、将来、柱のところに壁を造作すれば、2部屋の個室になる仕様です。

子ども部屋の階段上も、ロフトスペースになっています。

書斎はほどよい“おこもり感”を感じられる部屋になりました。

7月初旬に完成した新居で、4人の新たな暮らしが始まっています。