篠路神社(札幌)の修繕改修工事を行っています

皆さまは札幌最古と言われる神社、篠路神社をご存知ですか?

当社では、縁あって、昨年・2019年から地元の氏神さまである篠路神社の修繕改修工事を担当させていただいています。

昨年は高欄(宮殿・神殿などのまわりや、橋・廊下などの両側につけた手すり)の取替工事を行いました。

before

篠路神社の創建は1855年(安政2年・江戸時代)にまで遡ります。

黒船来航が1853年ですから、わずかその2年後、北海道がまだ北海道と命名される前から祀られている神社です。

現在は学問の神として親しまれる菅原道真公(すがわらみちざねこう)も祀られていることから、合格祈願でも人気のパワースポットとなっています。

見違えるように美しくなった完成後の写真が下です。

after

 当社では、今年も4月13日から工事を行っています。

今年は敷地境界のブロック塀の補修防水工事、神殿侵入部鳥居の塗装工事などを行う予定です。

札幌最古と言われる神社、篠路神社。おまつりは例年ですと9月上旬になります。御朱印もあります(こういう時期なので念のため確認してください)。

皆さまもお近くに寄られることがありましたら、パワースポットで元気を分けてもらってはいかがでしょう。参拝客が多い場合は、距離を保って参拝してくださいね。

鈴を鳴らしてから二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)をして、お願い事を祈りましょう。

神社やお寺の新築・改修工事のことを「普請」とも言います。地域のための仕事、という意味が含まれているそうです。

神社から工事のお仕事をいただくのは、工務店として光栄であり、身の引き締まる思いです。ご指名に恥じない仕事をしていきます。

雨の日のお社はとても静かでした(2020/04/26)

篠路を最初に開拓した「荒井金助」

篠路地区の開発は、江戸幕府のお役人として1857年7月に石狩役所に着任した荒井金助という人によって始まりました。

札幌市の資料によると、「金助は自ら土地開墾の手本を示そうと自費でこれら10余戸約50人の農民を篠路に移し荒井村を開いた。」とあります。なぜ、それほどの情熱を篠路の開拓に向けたのでしょうか。金助の血筋はすでに絶えてしまっている、ということですから、篠路開拓の秘話は、皆さんの想像力でつくることになりそうです。

静かな神社におふたりがお参りに見えました

金助が篠路にはじめて足を踏み入れたのが1857年ですから、そのときはすでに神社が建っていた、ということになりますね。歴史を感じます!