当社の新しいメンバーからご挨拶させていただきます

3月は別れの季節。札幌市内でも小中高校、大学などの卒業式が終わり、多くの卒業生の皆さんが学び舎をあとにしました。また、企業では異動による転勤で新天地へと旅立つ方もいらっしゃることでしょう。

別れの一方で、3月は進学や就職に向け、新しい環境、新しい人たちとの出会いに備える季節でもあります。

当社もこのたび、新たなメンバーを迎え、4月からの新年度に向けた体制を整えているところです。そこで、今回は新たに入社した社員から自己紹介をさせていただきます。

はじめまして。妻沼忠明と申します。

昨年9月、拓友建設に入社し、現場管理を担当しています。主な仕事として、図面や見積もりといった書類の作成や、建築現場の施工管理などを行っています。

私は現在、30歳。父、妻沼澄夫が拓友建設を創業した年に生まれました。子どもの頃の記憶にある父は、家で仕事の話をすることはほとんどありませんでした。ですが、私は子どもの頃から手先が器用だったので、工作は一番の得意科目でした。また、将来は体を動かす仕事に就きたいと思っていたこともあり、自ずと大工を志すようになりました。

札幌工業高校を卒業した後、札幌高等技術専門学院の建築技術科に進学し、建築の知識や施工技術について学びました。建築工法の中でも、「在来工法」に建てる楽しみや魅力を感じるようになりました。

卒業後は、在学中にインターンシップでお世話になったご縁から、三五工務店さんに正社員として入社。約9年半、大工として仕事をしてきました。

大工の経験を積んでいく中、将来は「一人親方」として独立したいと考えるようになりました。と同時に、拓友建設で父とともに仕事をしたいという想いも抱くようになりました。迷っていた頃、娘が誕生し、今後の働き方を改めて見つめ直すことに。「家庭も大切にしながらを子育てと仕事を両立していきたい」と考え、拓友建設への入社を決めました。

拓友建設に入社後、現場中心の仕事からガラッと変わり、デスクワークが増えました。今は一つひとつの仕事を覚えながら、図面や見積もりといった書類作りなどを行っています。一方で、図面から必要となる建材の数量を把握すること、またリフォームのような小規模工事での作業など、大工時代の経験も活かしながら、仕事に取り組んでいます。

また、資格の取得にも挑戦しているところです。昨年は二級施工管理士に合格しました。今年は、一級施工管理士と二級建築士の資格取得を目指して勉強中です。

4月には初めて、新築住宅の現場管理をメインで担当させていただくことになりました。実際に現場で作業する「大工の視点」を取り入れた施工管理を行っていきたいと思っています。

大工をしていた頃、建築現場の見学にいらっしゃったお客さまと直接お話しする機会があり、ご要望を伺いながら造作家具の位置や高さなどを調整したことがありました。完成時には、お客さまにとても喜んでいただいたことがとても心に残っています。拓友建設でも「お客さまに喜んでいただくこと」を一番に考え、家づくりに取り組んでいきたいと思っています。