
7月初旬ですが、早くも連日厳しい暑さが続いていますね。先日は、道東で今年初の猛暑日を記録したばかり。皆さま、熱中症にはくれぐれもお気をつけください!

暑さ対策として、窓を開けて換気する方法がありますが、あまりに暑いと熱風が入って逆効果になってしまいます。また最近は「窓を開けない暮らし」をご要望されるお客さまが増えてきました。理由としては、虫や花粉、埃を室内に入れたくないこと、防犯対策などさまざまです。共働きで、日中は留守のご家庭が多くなったことも一因だと思います。 エアコンがあれば涼しさは得られますが、温度設定がうまくいかず寒いか暑いかのどちらかとか、窓辺は暑いけどエアコンが吹き付ける場所が寒いとか、快適な涼しさまで得られない家もあるようです。
今回は夏でも窓を開けず快適に過ごすことができる、拓友建設のおうちの秘訣をご紹介します。
①高断熱・高気密の住宅性能

まずは住宅の高断熱・高気密化です。こちらの「2023モデルハウス」の冷房設備は階段室に設置されたルームエアコン1台のみ。冷気が室内にとどまって効率よく冷房でき、電気代の削減にもつながります。

モデルハウスとしての公開期間が2023年の真夏でしたが「家に入ると涼しい!」と見学された方に快適性をご体感いただきました。オーナー様にも「以前のアパート暮らしに比べて電気代が安くなった」と喜んでいただいています。

こちらは石狩市のHさま邸。吹き抜け階段を上るとオープンな2階ホールがあり、本棚のある壁面にエアコンを設置しています。「吹き抜けを通って冷気が1階に降りるため、2階のエアコンを稼働させるだけで夏でも快適でした」とHさま。これも高断熱・高気密住宅だから実現できる快適性です。
②自然の原理を活用した計画換気

夏は外気温とともに湿度も上がるので、室内の結露・カビ対策も大事なポイント。高断熱・高気密住宅で威力を発揮するのが計画換気です。当社では「温かい空気が軽くなって上昇する」という自然の原理を用いた「パッシブ換気」をおススメしています。一般的な機械換気と違い、外気とともに花粉や虫、埃などを吸引してしまうことがなく、故障の心配もありません。こちらのおうちでは、基礎に設けた給気口から床下に外気を入れ、換気する仕組みを採用しました。https://www.takuyou.jp/works/works-2943/

また、冷房・暖房をエアコン1台で賄う「全館空調」を当社で初採用。オーナー様は、「夏は日中のみ冷房を入れて夜は切っていましたが、寝苦しい日が全くありませんでした」と、夏も快適にお過ごしいただいています。
③庇で日差しをコントロール

最後は庇を設けることで日差しをコントロールする方法です。庇があると、夏の高い位置からの日差しが遮られ、室温上昇を抑えてくれます。札幌市のHさま邸の庇は出っ張り部分が120㎝ほど。外壁から軒天まで道南杉の羽目板が連なる美しいカーブが魅力のお宅です。

リビングの窓はHさまご夫婦の希望で可能な限りの大きさを実現しました。Hさまによると「夏は暑さを感じず、遊びに来た友人に『冷房を入れているの?』と聞かれるほど」とのこと。逆に、冬になると太陽の位置が低いため、日差しが室内に入るので部屋がとても暖かいそうです。
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「窓を開けない快適な涼しさ」の秘訣はいかがだったでしょうか?窓を開けなくても部屋が暑くなりすぎず、快適に過ごせるおうちは、お子さまやワンちゃん・猫ちゃんがいらっしゃるご家庭にもおススメです。実際、子育て世帯のお客さまからは「1日を通して部屋の温度変化がなく、安心して過ごしています」との声をいただいています。
快適な夏の暮らし方や家づくり、省エネ方法など、お聞きになりたいことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください!