札幌に待望の春がやってきました

エゾエンゴサク、カタクリ・・・春の妖精が満開

昨日通りかかった新川通の堤防では、もう桜が咲き始めていました。待ちに待った春です!北の春は桜だけではありません。コブシの花や「春の妖精」と呼ばれるエゾエンゴサクやカタクリなどの花もあちこちで咲き始めています。

中央区の円山公園に行けば、そろそろニリンソウ(写真上)が咲き出す頃です。札幌は200万人近い大都市ですが、美しい自然を楽しめる素晴らしい街です。

手稲区の星置緑地では、ミズバショウの群落も見られます。本州の知り合いに言ったら「札幌市内で見られるの?」と、きっとびっくりしますよ。

円山公園から円山に向けて登っていると、仲睦まじいカラスの夫婦が。くちばしに小枝をたくさん咥えています。巣作りの真っ最中なのでしょう。ふだんは憎たらしく見えるカラスも、自然の中では野鳥のように見えます。

林の中から澄みわたった声が聞こえてくる、と思ったらオオルリでした。美しい野鳥を地下鉄から歩いて行ける公園や山で観察することができるのです。

円山公園から北海道神宮に向かう道では、シマリスやエゾリスの姿もよく見かけます。

人慣れしているせいか、

こんな目の前にまで近づいてきます。

シマリスはちっちゃくて見つけにくいのですが、エゾリスは大きいので割と見つけやすいかもしれません。もっともこんな木の上にいたら、見分けにくいですね。

円山の登山道の途中でもよく見かけます。ここだとはっきり見分けられますね。とにかくちょこまかと動き回っています。

北国の春は、動物にとって子育ての季節でもあります。エゾリスも雪融け直後ぐらいに子供が生まれ、これから巣からひょっこり出てきて遊び始める頃です。

樹の祠(ほこら)から、子リスたちが出てきました。4匹ぐらいいましたよ。

樹の下では、老若男女が集まって静かにエゾリスファミリーの様子を見守っています。人間社会では、ウイルスやもめ事などストレスフルなことばかりですが、休みの日はこうやって自然の中に出かけ、のんびりしてリフレッシュするのもいいと思います。

身近な公園でも春の訪れを感じることができます。

この写真は大雪山系です。日帰りドライブで足を伸ばしてきれいな空気を吸って青空と白い山々を見るのも良さそうです。 みなさんはゴールデンウイークをどう過ごされますか?くれぐれも事故やおケガのないように、そしてウイルス感染しないように、お気を付け下さい。