コストダウンと暮らしやすさを叶える住宅設備

5月も後半に入り、日中はポカポカ陽気の日が多くなりました。いよいよ野菜やお花を育て始めるベストシーズンの到来です。この頃、ホームセンターに行くと、たくさんの野菜やお花の苗が売られているのを目にします。

野菜ひとつとっても、多くの品種が並んでいて苗選びもなかなか大変です。でも、お好みの野菜やお花を吟味して、オリジナルの家庭菜園やガーデニングを作っていくのも、マイホームの醍醐味ですね。

数ある種類の中から苗やお花を選んで決めるように、家づくりでも間取りやデザイン、建材の素材、インテリア、断熱・気密の性能など、家を構成するいろいろな項目について決めていきます。

住宅設備選びもその一つです。この選び方次第で、掃除がしやすい、デッドスペースをなくせるといったメリットにもつながります。

そこで今回は、当社が今、注目しているオススメ設備をいくつかご紹介します。

新発売のガス衣類乾燥機「乾太くん」専用収納棚

【出典:永大産業さんホームページより】

最近、洗面脱衣室やランドリールームでおなじみの設備となりつつあるのがガス衣類乾燥機「乾太くん」です。パワフル温風で洗濯物がすぐに乾かせて家事の時短になることから、共働き世帯を中心に採用するご家庭が増えています。 「乾太くん」本体の重量は乾燥容量5㎏タイプで40kgほど。ここに洗濯物が加わった重さに耐えられる棚を造作する必要があり、その費用は約20数万円になります。

【出典:永大産業さんホームページより】

そうした中、住宅設備メーカーの永大産業(本社:大阪市)さんが今年2月、乾太くん専用の収納ユニットを発売しました。「専用」なのでサイズはピッタリ。カウンターは、小柄な方でも洗濯物をラクに出し入れできる高さに設計されています。さらに、洗濯物を畳むのに便利なスライドカウンターや、洗濯ネットなどの小物がしまえる引き出しも付いています。

メーカー希望小売価格は約10万円。機能性に優れていて、造作家具よりコストが抑えられる優れものです。

建具(ドア)の代わりにロールスクリーンを活用

次は、ロールスクリーンの活用についてです。一般的にはカーテンのように窓に取り付けて使われますが、室内ドアや収納扉の代わりに使うのもおススメです。 普段は上げておいて、ひとつの空間として使いつつ、下ろせば、すぐに空間が仕切られ、個室として利用することができます。また、建具がないことで、床掃除がしやすく家事ラクになり、デッドスペースをなくせる点もポイントです。費用面もドアを付けるより抑えることができます。

こちらは、当社が施工したFさま邸のキッチンです。キッチンの奥に家事室を設け、お子さんの学校関係の書類の整理などに使っています。

中には壁付けデスクを設けています。ロールスクリーンを下げれば、独立したスペースに早変わり。ひとり時間に没頭できる空間になります。

玄関や外構の設計に合わせて宅配ボックスをプラン

コロナ禍をきっかけにした宅配需要の増加で、ニーズが高まっているのが宅配ボックスです。荷物の受け渡しを非対面で行う「置き配」をするうえでも、盗難リスクの軽減につながります。

防犯性が高いのが、壁やコンクリートに固定する据え置きタイプ。工事が必要になりますので、家を新築する際、玄関や外構に併せて設計するのがオススメです。

先ほどのFさま邸では、家の土台に使う腐りにくい木材を活用して玄関先にベンチを造作。そのベンチの端に宅配ボックスを設置しました。ベンチと組み合わせたことで、鍵を開ける間、宅配ボックスから取り出した荷物をちょっと置いておくのに重宝します。

【出典:ナスタさんホームページより】

また、最近では設置工事の不要な宅配ボックスも登場しています。ワイヤーを柱などに通して固定すれば、すぐに使うことができ、使わない時には畳んでコンパクトに収納することもできます。

社会の変化や消費者のニーズに応じて、新たな住宅設備が生まれ、必要とされる商品群もどんどん変化してきていると感じています。当社では、住宅関連の展示会や研修会への参加などを通じて、日々、新たな商品や住宅建材などの情報収集を行っているところです。

>>>詳しくはこちらのブログをご覧ください。

住宅設備をはじめ、家づくり関係で何か気になる点、聞いてみたいことなどがあれば、当社にお気軽にご相談いただければと思います。