木工事②

今回は耐震性を高めるために重要な「構造金物」「耐力壁」をメインに見ていきましょう!

地盤改良や基礎工事がきちんと施工されていても、建物本体に耐震施工がされていないと意味がありません。

拓友建設では使用している商材は、安全性、性能、機能、価格帯、施工性などあらゆる観点を鑑みて選定しています。

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◆木造住宅を陰で支える「金物」の存在

まず構造用金物とは…?

木構造と木構造(柱や梁など)の接合部に取り付ける金物です。

金物には様々な種類がありますが、必要な引張力を計算し使用する金物を決めています。

当然大きな力がかかる箇所には強い金物を付けなければいけません。  

基礎と土台を接合する「アンカーボルト金物」

柱と土台・柱と横架材を接合する「フラットプレート金物」

柱と横架材を接合する「コーナー金物」

現場管理人は、大工さんが取付した構造用金物を全てチェックします。

万一、違う金物が取付されていたり、取付位置がズレてしまうと建物の強度が確保されず、

風や地震で家が傾いたり、最悪の場合倒壊被害に繋がってしまう可能性があります。

完成した住宅では、このような金物を目にすることはまずないと思います。

天井・外壁・内壁などを貼ってしまうと当然の事ながら、構造金物などは隠れてしまいますからね…

実はこうした見えない所こそ、確実に施工することが構造の安全性にとっても重要なのです。

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耐力壁(耐力面材)とは…?

建物が「横揺れの地震」や「台風」など水平方向に対する圧力に耐えるため、構造力学上重要な役割を持った壁のこと

※耐力壁は建築基準法で義務付けられています

1F・2Fの外壁面に「耐力面材」を貼る。

地震に強いのはもちろんですが、防水・防カビ・さらに木質系面材に比べ火に強い商品を採用!

また釘のピッチも規定通りか確認!

※規定通り施工されていないと貼り付けた壁の強さを確保することができまんせん

耐力面材を貼り終えたあとは、1F 根太レス合板(JAS適合の構造用合板)を貼っています。

合板を貼る際も、ビス(認定品)のピッチは仕様規定通りに打っています。

内部にも構造用金物を取付

柱と床面(土台)を接合する「コーナー金物」

耐力面材・床用下地合板・構造用金物取付の作業終了!

この後、第三者機関の方で上部躯体検査を受けました!

上部躯体検査とは、上棟(棟上げ)後、きちんと設計図通りに柱や梁などが入っているか必要な金物を取り付けているか、

耐力壁となる筋交い等の施工が設計図通りにされているかなどを検査してもらうこと。

検査は、もちろん問題なく適合です!

次回は、外張り断熱(SHS工法)・透湿防水シート・内部気密フィルムを写真とともにご紹介したいと思います!

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