「2024モデルハウス」もうすぐ完成!公開前に見どころポイントをご紹介します

当社はこの春、「2024モデルハウス」をオープンします。これまでもブログで工事の様子や施工のポイント、特徴などをご紹介してきましたが、(「2024モデルハウス プラチナへの道)先日、ついに完成しました。

昨年夏に公開した「2023モデルハウス」と同様、札幌版次世代住宅基準の最高ランク「プラチナ」レベルの仕様で設計。このほど、当社で2件目となる「プラチナ」認定をいただきました!

どちらのモデルハウスも高い断熱・気密性能を持っていますが、住宅の特徴や立地条件、社会環境の変化などを踏まえて仕様を変更したもの、また新たに採り入れたものがございます。そこで今回は、2つのモデルハウスを比較しながら「2024モデルハウス」の見どころポイントをご紹介したいと思います。

1.太陽光発電と蓄電池

前回と同じく、「プラチナ」要件になっている太陽光発電と蓄電池を設置しました。

「2023モデルハウス」では、雪を落とすスペースの少ない都市部の狭小地でも設置できるよう壁面太陽光発電システム(出力3.8kW)をご提案。併せて蓄電池(容量7.4kWh)を採用しました。

「2024モデルハウス」では家の前に落雪した雪を置いておけるスペースがあることから、太陽光発電を勾配屋根に設置しました。太陽光発電の出力は4.08kWと前回より若干規模を拡大。冬場の積雪が落ちるよう屋根の傾斜はおよそ39度(8寸こう配)!の急勾配になっています。スキー場なら超上級者限定の斜度です。

今後も電気代の値上げが続くことを踏まえ、発電した電気をできるだけたくさん自宅で使えるように蓄電池は9.8kWhと、こちらも前回より大きなタイプを採用しました。売電単価が下がっているため自家消費率を上げたほうが、光熱費削減につながるのです。また災害時の備えとしても安心です。

2.冷暖房システム

今回、新たに導入したのが「全館空調」。当社では初めての採用になります。

前回は、エアコンによる冷房と、冬場は地下水熱を利用したヒートポンプボイラーが作る低温水で床下&パネルヒーター暖房を使っていましたが、「2024モデルハウス」の全館空調は、家じゅうの空気を循環させながら、1台のルームエアコンだけで家全体の冷房・暖房を行います。

エアコンだけで空調するためには、高気密・高断熱が絶対条件。当社の住宅はいずれも条件をクリアしていますし、「プラチナ」認定であれば全く問題ありません。

全館空調にかかる電力は、できるだけ太陽光発電と蓄電池で賄います。家族構成や使い方にもよりますが、年間の電気代を半分に抑えられる見込みです。

3.キッチン

キッチンは、前回とは別のタイプをご提案させていただきました。

「2023モデルハウス」では独立タイプを採用。ワークトップやシンクがリビング・ダイニングから隠れるのがポイントです。

今回のキッチンはオープンタイプ。家族とのコミュニケーションが取りやすく、お子さまの見守りにも最適です。

4.内装

壁や天井に使用する素材にも違いがあります。

前回は、壁と天井の全面に天然素材の塗り壁を使用しました。有害物質を吸着して無害化する作用による室内の心地よさをご体感いただきました。

今回は、1階リビングをメインに塗り壁を施工。リビングの勾配天井にはヘムロックという木材で板張りに。吹き抜けによる開放感と木のぬくもりを感じられる空間に仕上がりました。

5.地下水利用の融雪槽

最後は、地下水を使って雪を融かす融雪槽です。安い維持費で積雪地の除雪負担を大幅に軽減するシステムとして、前回同様、今回も採用しました。

こちらは「2023モデルハウス」の夏の様子です。蓋を開けると、中に地下水がたまっているのが分かります。

雪が多かった今年の冬は、除雪した雪を融雪槽に投入して大活躍!

融雪の様子はこちら

地下水は年間を通じてほぼ一定の温度で真冬でも9℃前後を保っています。投入した大量の雪がみるみるうちに融けていきました。バーナーを加熱するエネルギーコストなどがかからず、1シーズンの費用は水をくみ上げるポンプの電気代約3,000円のみ。ランニングコストがとても安く抑えられる“エコ”なシステムです。

モデルハウスは札幌市北区屯田にて、いよいよ4月27日(土)から公開スタートの予定です!今回ご紹介しきれなかった見どころポイントがまだまだございます。また、期間限定の公開となりますので、この機会にぜひ見学にお越しいただければと思います。予約の受付が始まりましたら、改めてご案内しますので、ホームページをチェックしてみてください!